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ふらっとパリ
フランス・パリの生活、アート、テーブルセッティングなどを写真と共に綴ります。
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クルソン城の園芸見本市 フローリスト
すっかり寒くなったパリ。太陽も気が弱くなり雲に隠れがち。午後にファーっと弱々しい光を送り込みます。これから長い灰色の“憂つな冬が始まります。その前に美しく、ロマンチックな枯れ葉の季節を満喫します。田舎ですと、この時期はキノコや栗取ですね。パリの郊外に住む私にはそれは無理ですが、秋の澄んだ空気を吸いに、パリ近郊の園芸見本市に行ってきました。
パリ近郊の園芸見本市
ガーデンブームはフランスでもすごいですが、ガーデンは本来お金持ちの道楽でした。皆さんは、ガーデンが19世紀には物質的な豊かさを計るバロメーターであったのをご存じですか。ガーデンの民主化が始まったのは、ここ10年ぐらいでしょう。だから今でもガーデン見本市に集まるのは豊かな奥様が圧倒的です。
ガーデン見本市に集まるのは豊かな奥様
さて今年の傾向は?ますます穂物。人間の手が感じられない雑草のような世界を、多くのパリジャンは好むようです。この傾向は、まさにパリのトップの若手フローリストカール・フシュの世界です(彼は雑草をアレンジしています)。
ガーデン見本市今年の傾向(穂物)
その他吃驚したのは、ガーデン用の盆栽でした。盆栽がフランスに定着してもう20年近くなるでしょうか?今スゴーイお金持ちのフランス人の中には日本庭園を作る人もいます。またガーデン雑貨に出現したのが日本のフーリン。チリンチリンと懐かしい音をたてていました。ますます日本の影響が、あらゆる分野に浸透する?悪くはありませんね。日本の文化は大変豊かですから。最近やっと日本でも自国の文化の再認識が始まった気がします。
フランスに定着・ガーデン用の盆栽

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テーブルはヨーロッパの食文化
日本の皆さん大変ご無沙汰しました。
パリの写真をどんどん送ろうと撮りましたが、何せコンピューターバカ!写真が小さくできずにそのまま勇気をなくしてしまいました。でも再度がんばりまーす。

私は日本のテーブルテーブルセッティング)を見て”これ食事するテーブル?それともショー用”?と疑問を持ち、皆さんにヨーロッパのテーブルも簡単だということを知ってもらいたいとテーブルレッスンを始めました。テーブルというとヨーロッパでは食文化をさします。

パリのビレットで古代ローマ人のグラス展があり早速”大昔どんなグラスを作っていた”のか見に行って来ました。
今のグラスのような透明感もなく、形も素朴で、もちろん装飾用のカットはありませんでしたが、それ故に今見てみると、個性的に思われます。グラスだけではなく,食物を保存する壷、お皿、試験管、ガラス窓などが作られ日常生活を便利にしたり、科学の発達に大きな貢献をします。人間の知恵、好奇心、考えようとする意識等が脈々と私達の中に伝達されていることを実感しました。

19日から11月17日まで日本です。もちろん仕事です。フランス人のフラワーデザイナーが大阪でホテルのデイスプレーとレッスンをするコーデイネーターと通訳。
そしてパリのブランド紅茶店”マリアージュフレール”銀座店でテーブルの歴史入門と”メゾン・エ・オブジェ展を通してみる日本市場”の講演です。日本では見られない写真も沢山あります。パリの最新情報も。11月7、8日、13:30時から。もしかすると”荒井好子とは誰”と思う方はどうぞイラッシャテ下さい。

古代ローマ人のグラス展3

古代ローマ人のグラス展2

古代ローマ人のグラス展1

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