

最後はワイン。展示会が面白いのは小さなワイン生産者との出合です。まず手ごろなボルドー。知人が注文したのを幸いに、10回も試飲しました。以下です。
❖Sait Estephe, La Croix de Marbuzet 城、 2002。❖La Croix-Bouey,Cardillac,1999.
❖Lousteau-Vieil城. Sainte Croix du Mont,2003. ❖Arche城。Grand cru classe,1998, Sauternes. 62€. ❖ Moulin de la Rose城。Sait Julien,2004,54€.❖ France城、Pessac Legnan, 2005, 42€. ❖ Salls城,Pomerol,2001.❖ Croix Bouey,2003,9€90 ( 毎日飲むには充分です)。❖Baraillots城、Margaux,2005.❖Pont de Guitres 城、2002。
❖❖ブルゴーニュ:Vosne Romanee 1er cru ,Les Beaux Monts ,1999,94€50.❖Les Corton Bressons,2005.95€
ブルゴーニュは、最低10年寝かせると良いそうです。ブルゴーニュは日常飲む酒ではなく、機会のある時に飲む酒だそうです。
では Vive les vins! Vive la France !
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箱に入った茶色のものはヤギチーズの寝せた物です。1ー2年寝せたと書いてあります。私もヤギの寝せたチーズは結構食べますが、このようなのは初めて見ました。よほどのチーズ通が食べるのでしょう。1か月ぐらい寝せても、味はすごく濃く,固くほんの少ししか食べられません。ワインは絶対に欠かせません!
中央の写真はフランスビールです。モントヴァンの近くで製造しています。大変飲みやすく、果物を思わせる香りがフアーッとしました。瓶も昔風で、心こもった手作りの感じがしました。
最後の写真は、シャラント地方です。ボルドーの上辺りですが、ここはコニャックの産地です。他に食前酒やデザートなどに飲む、甘口のピノが有名です。バニラ棒を入れたピノ。バニラの香りがして私は好きでした。



マカロンは本場のパリでも高価で、有名店では小さなマカロン4個で10ユーロです。奇麗な箱にでも入っているともっと高くなります。マカロンと言えば”ラデユレ”と返事が帰ってきます。しかし今では経営者が変わり、企業が運営しています。企業のシステムは、まず利潤をあげることです。値段はこれ以上あげられない高価さ。そこで質を微妙に下げ、美しい箱に入れて提案します。味の違いがあまりにも微妙なので、グルメしかわかりません。外見とブランドで引っ張られて、なんと列を作る人が多いのか、、、。私はこの写真のようなマカロン、口に入れると自分の意志とは関係なく解けてしまうよりも、さくさくと口当たりがして、味もしっかりしている素朴な、手作りのようなマカロンが好きです。7個で7ユーロでした。しかし私は人生の半分は有機農法の食品を食べているので、マカロンに入れる膨らし粉が口に残った気がしました。
次の写真は、フランスのバームクーヘンです。口の中で砂糖とケーキがミックスする、これがなんとも言いがたい。口に入った時、それぞれの素材の味が感じられ、唾液によってその素材がミックスされてゆく。この一瞬の過程がまさに最高の幸せなのですが、日本ではこの幸せは決して味わえないようです。
フランスの海外県マダガスカルのヴァニラ。なんと3ビンで5ユーロ。
メトロ、ポルト・ド・シャンペレで行われたこの展示会は、フランスの各地の物産展でした。酒やチーズ、ソーセイジ類、お菓子が少々で大変規模が小さく、ゆっくりと見てまわれるのが良かったです。大展示会になると人数が多すぎ、会場が広すぎてそれだけで疲れてしまい、せっかく楽しむはずの展示会が、最後には嫌になって帰りたくなります。
今回目についたのは、パリでもやっと素人を対象にした料理学校が増えそうです。日本人の間で有名な、素人を対象にした学校は既にありますが、フランス人の素人を対象にした学校が多くなるとは、、。暇な人が多くなったのか、親がもう家で料理をあまり作らなくなり、子供が料理を知らないのか、フランス人も主体性がなくなったのか、それとも消費社会の一つの現象なのか、、、。
何事も自分のことは自分でする。このぐらい自分を引受ける気持ちが欲しいですね。何でも他人まかせでは。そうそうヴォルテールがこのように言っています“自分のお金も預けない他人の手に、自分の魂をゆだねるのは恥ずかしいことです”:自分自身で考える。
今回目についたのは、パリでもやっと素人を対象にした料理学校が増えそうです。日本人の間で有名な、素人を対象にした学校は既にありますが、フランス人の素人を対象にした学校が多くなるとは、、。暇な人が多くなったのか、親がもう家で料理をあまり作らなくなり、子供が料理を知らないのか、フランス人も主体性がなくなったのか、それとも消費社会の一つの現象なのか、、、。
何事も自分のことは自分でする。このぐらい自分を引受ける気持ちが欲しいですね。何でも他人まかせでは。そうそうヴォルテールがこのように言っています“自分のお金も預けない他人の手に、自分の魂をゆだねるのは恥ずかしいことです”:自分自身で考える。


食前酒;赤系統では,Banruls,Maury(なかなか微妙な味があります)。イタリアの食前酒は避けていましたが、今回Martini の白をかいました。フレッシュな口当たりは美味しく気に入りました。フランスではウオッカやギリシャのOuzo等の強い酒も食前酒で飲みます。Ouzoは水で割ると白色になり、夏場は涼しげです。
主食;ドーブ。
❖小切りにした牛肉(700g)をマリナードの中に一晩浸ける。(マリナード=赤ワイン4/3L、酢1dl、にんじん2本輪切り、タマネギ50g千切り,クロ-ブ、タイム、ロリエ、胡椒少々)。
❖60gのバターを鍋に入れて、肉を炒め、15分弱火で煮る。
❖マリナードの汁を半分、ブイヨン、香料を入れて弱日で3時間煮る。
今回は肉屋さんの助言で、薫製のベーコンも加えました。味によりコクが出ます。ご飯、ゆでたポテト又は、生パスタの茹でたので食べると良いでしょう。私はご飯が好きですが。




18世紀のクルソン城はパリの近郊です。春秋、年に2回展示会を開いています。金土日の3日多くに人が集まります。植物のアマチアで有名な英国人の苗屋もスタンドを出しています。地方からや英国からもバスでやって来るのには驚きます。情熱。これに勝るものはありません。
疲れたら、すてきなレストランでゆっくりと昼食を楽しむのも良し。サンドイッチを木陰で食べるのも良し、、、。帰りには多くの人がスパイスを買ってゆくようです。スパイスの香りほど、私たちをエキゾチックな国に誘うことはありませんから。しかし植物も同じでしたね。15世紀の後半からヨーロッパの恐いものを知らない男たちが、世界の果てからヨーロッパに持ち帰ったのですから。そして大切に育てた結果が、今私たちを癒してくれているのです。