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ふらっとパリ
フランス・パリの生活、アート、テーブルセッティングなどを写真と共に綴ります。
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フランスの夏眠
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パリは静閑としています。急がしそうに駆ずり回るパリジャンも車もすっかり少なく、自転車にはもってこいです。そのせいか空気も澄んでいます。また8月は道路駐車が無料となります。普段は車を駐車する場所探しに大変な思いをしますが、夏はすぐに見つかります。ゆったりと時間が流れる夏のパリを散策するのは最高の喜びです。
パリの町をフラット歩いていると、大きな扉の中に隠された秘密にであいます。この写真のような、まるで村を思わせる袋小路がたくさん隠されています。昔は職人さんたちが仕事をし、その子供たちがこの通りで遊び、近所付き合いもあり、一つの小さな共同体のような生活が繰り広げられていたのでしょう。職人さんはとうの昔にいなくなり、今では経済的に豊かな人が住んでいます。それでもかつての村のイメージがかすかに感じられます。以前のパリは、大通りにお金持ちが住み、今では高級なイメージにつながるフォーブールには庶民が住んでいました。ところが今では路地に入っても高級感しかなくなり、パリの顔は美しくよそよそしいだけになってしまった気がします。
夏のパリは私をノスタルジックにします。
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それでも肉を食べますか
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フランスの週刊テレビ、ラジオ番組を紹介するテレラマの記事の中にあったもので、私たちの健康に関わる大切なことですからちょっと訳してみます。
タイトルは”飼育産業は私たちを野蛮人にする?”。1950年代は家畜はゆっくりと野原で草を食べながら育ちました。年間5000リットルのミルクを出しました。人間と家畜はハーモニーのある生活でした。残念ながら家畜の生活は、経済が顔を突っ込んでからかわりはじめました。今は、家畜はモダンで食品産業の競争の中で生まれます。野原に出ることはなく、名前にかわって番号がつけられ、野原に変わって、少しばかりの藁のあるコンクリートの箱の中で暮らさなければなりません。人生、二倍も短くなり、普通4年で屠殺場です。その上機械でミルクを絞られ、年間の生産は12000リットルです。動物の展示会ではもう牛の話はせず、”牛商品”です。生産性追求100%。最後は粉末になり、コンクリート産業の原料となります。テクニック的にも、エコロジーにも良い解決法とされています。羊類も然りです。5千万の雄のひよこは必要ないので、毎年生きたまま機械で砕いてしまいます。個人的にはスイスが発明したとっても良い方法のデイエゼールにした方がいいですね(皮肉)。狂牛病や鳥の感冒がなければ食品産業もうまく逃げられましたが,不協和音が響き出しました。哲学者、研究者、新しいタイプの農民、動物愛護会や自分の食品に注意する人たちは心配しはじめ、生産性だけを目的とする食品産業の生きたまま殺す技術や、彼等の理論性を野蛮さと混同するようになりました。農林大臣ですら、動物の生き方を心配しはじめたようです。社会学者、ジョセリーヌ・ポルシェが以前の農婦と一緒に書いた”豚の人生”を読むと、スーパーで売られている密封された一切れのハムも買うのに躊躇します。野蛮な暴行のもとで行われている豚の飼育産業の99、5%が市場に出ます。雌豚は、遺伝子を変えられ、体を動かせないので変形します。流れ作業でおこなわれる、麻酸なしの虚勢。豚の叫びがあまりにもひどいので、これに関わる人は耳栓をしているそうです。
では飼育をやめるのか。利潤追求を目的とした食品産業が問題なのです。人間を暴力的にし、銀行口座とテクニックだけを心配する。しかし巨大な権力を握るこの産業システムに疑問をいえるのは難しいです。もし生産力を上げないとスペイン人に市場を取られる、、、この地獄のようなプロパガンダとますます強い経済の圧力を受ける飼育者は、道徳や倫理から自分に疑問を投げかけることはありません。動物の苦しみと自分の心の痛みから解放されるのに9年かかったと、本をいっしょに書いた農婦は語っています。食品産業は今、豚も、牛も、それ自体必要としないで、肉を作ろうとしています。
解決策はあるのか。
虚弱な動物に対する人間の責任、ものを感じる人間をもっと教育する;この戦いは既に19世紀、ユーゴー,ミシュレ、クレマンソーによって始められました。共和制、民主制の名の下に深い連帯意識、”私たちの弱い兄弟”を大切にする。そして彼等の権利を尊重する。動物の問題ですがこれは政治の問題でもあり、人間の生き方の問題であることを彼等は私たちに教えてくれています
これはフランスだけの話で消化(私の意見です)。
日本にそっくり
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友人がデンマークのお土産でプレゼントしてくれた紙の袋です。大変古く、デンマークのデザイナー、マリメコの作品です。しかしまさに”日本”ではありませんか。年々ヨーロッパの日本文化への関心は強く、”日本人よがんばれ”と叫びたくなります。もっともっと国際舞台に登場できる日本人がいっぱいいるのに本当に残念です。
フランスに進出したい人にお手伝いしたくなります。
写真下の右は台布巾です。
フランス革命記念日
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今年の夏は久しぶりに家にいるので、フランス革命記念日をテレビで見ることにしました。社会の身分制度や君主制をくつがいした革命が、軍のパレードで象徴されるのは、なんとも不思議な感じを覚えますが、国の記念日となるとこのような形しかないのでしょうか。
今回はサルコジーのイニシアチブで地中海沿線の国が一堂に集まり、平和に向かって話し合が前日におこなわれました。その国賓も参加する、例年にない記念日でした。軍の行列を見るとフランス的だと思う例がたくさんありました。まず軍のパレードですが、軍の武器を披露して脅威感を与えるよりも、軍を指揮する人材養成の学校や各軍部隊を紹介し、フランス軍部の優秀さを披露しています。また国連部隊や外人部隊の活動で、フランス外交の重要さと、平和のために戦う寛大なフランスのイメージを見せています。そして行列の舞台は世界の誰もが知っているシャンゼリゼ通りです。両サイドに街路樹を持ち、コンコルド広場までまっすぐに伸びる、広びろとした美しい通り。大統領のパレードで幕を切る行列。空からは飛行機がフランス国旗を描きます。最後には7人のパラシュートが、国連、フランス、ヨーロッパの旗をなびかせてコンコルド広場に降り立ちます。フランス国家、ヴェートーヴェンの第九”歓喜の歌”が軍の音楽隊によって歌われ、俳優による、人間の権利、平和が朗読されます。フランス軍のパレードは人間を中心にした、儀式的にも関わらず,堅さのない私たちが身近に感じられるパレードでした。ここにフランス的な、人間を中心にしたイメージの演出があります。演出と言うよりも、フランス人は、まずは人間に関心があるのかも知れません。フランスの政治には必ず人間の顔があるのです。
しかし意見が異なる国民全部が、自分達の国旗と国歌を共有できるのはなんと幸せなことでしょうか。
私は日本人ですが、フランス国歌が大好きです。
ジャンイヴさんのお宅へ
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パリから郊外地下鉄で西に45分。信じられないような美し田園風景が広がります。農薬を使わない畑には、ヤグルマギク(フランス語でブルエ)やコクリコが、小麦の中で一緒に育っています。黄色の穂にブルーや赤が点在し、長閑な田園風景を奏でていますが、これこそが小麦の宝庫と言われるリール・ド・フランスの伝統的な田園風景だそうです。農薬ですっかり姿を消した”雑草”が、フランスではまたエコロジー問題で見直されだしました。
このような風景の中に現れたのが小さなお城でした。ナポレオン時代の有名な大臣、タイユランが建てたお城で、今はドゴール政権のときの大臣の家族が住んでいるそうです。
ジャン・イヴさんの家はこのような環境の中にあります。彼はヴェルサイユにある文部省管轄の職業専門学校、テコマのフロリスト科の先生です。彼は大変優秀なフロリストをパリの花屋さんに送り込んでいます。彼の家に久しぶりに伺いました。料理は花を全部使ったもの。なんとフランス懐石料理でした。テコマ校と提携するフロリストKAZUの招待で、毎年日本を訪れている彼は、日本の懐石料理をまねたそうです。レシピは全部彼の想像したものだそうです(ご希望の方はご連絡下さい)。食器の組み合わせも和洋折衷を大変上手に使っています。本当に自分の美意識を持っている人は、何をしても美しく作り上げます。水にもかすかにバラの香りが漂っていました。食器は全て長い間がらくた市で見つけたものだそうです。ですからそれぞれに物語があるそうです。最後のチーズではマンスターがありましたが、このチーズの強い香りを消すために、シャンデリアなどに差し込んでアレンジに使うガラスの器を匂い消しにマンスターの上にかけるなど、アイデアに溢れていました。日本で買った安いお皿やがらくたやさんの塗りのお盆が使われていましたが、テーブルセチングの楽しみは、このように自分の好きな物をアレンジする楽しみにあるのだとつくずく思いました。
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途中ですみれの花びらが浮かんだシャンペンが、喉をほんのりと潤します。
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室内には美しいアレンジメントが飾られ、お菓子と飲み物が待っていました。
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最後のデザートです。
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ジャムの作り方
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1ーイチゴを水で洗い,へたを取ります。
2ーイチゴとレモン汁を弱火で約10分煮ます。
3ー2に少しずつ砂糖を入れてにます。最初の沸騰で、イチゴを鍋から取り出します。
4ーシロップを15ー20分強い火で灰汁を取りながら煮ます。
5ーイチゴを加えてシロップを沸騰させ、その後少し煮ます。もし水分が多い時は、ゲル化剤を加えて少しにます。
6ー瓶に入れて蓋をして逆さにすると空気が抜けて保存ができます。
サッカーとイチゴジャム
サッカーのヨーロッパカップが先週終了しました。最強国と言われていたイギリスやフランスが簡単に破れ、それに変わって以外にもトルコやロシアが準決勝に進出しました。しかし決勝はやはりヨーロッパのスペインとドイツとの間で争いました。勝利は、この日を44年間待ったスペインとなりました。スペイン王ご夫妻とドイツ総裁が列席していましたが、なんと彼等は気さくなのでしょうか。庶民との壁がほとんどない気がしました。日本の皇室の壁はやはり高いと、彼等の自然な仕ぐさを見て感じました。
私はサッカーは全く解かりませんが、このレベルになると動きが速くて、解らなくても見ていて楽しいです。ところがこちらのある階層にいくと”私はサッカーフアんです”などと言ったら、軽蔑のまなざしがかえってきますからご注意下さい。やはりヨーロッパでは、サッカーは庶民の楽しみなのですね。これは差別でけしからんと思います。しかし個人が自己を全く忘れ、国旗の下に一団となり、サッカーを通じて民族意識を高め、ただただわき上がる姿を見ると大きな恐怖に襲われます。私の目にはサッカーが独裁者の姿に変わるからです。群集心理ほど恐ろしいものはないと考える人もサッカー等のスポーツは好きではないようです。そんなことを思いながらイチゴジャムも作ってみました。とにかく今が時期。これを逃したらイチゴがなくなってしまいます。今週の日曜日はアブリコットに挑戦します。イチゴジャムは、やはり手作りの味で、香りがありますがどうしても水っぽくなってしまいます。私はいつも失敗します。
材料
イチゴ:2kg
砂糖:1、5kg
レモン:2個
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